こねこのこころ: 人生とは悩むもの

　おはようございますこねこのこころです。

　今日のBGMはthe heavyでsame ol。

　　イギリスのバンド。最近、ペプシのCMで使われたことで一気に有名になった。フジロックにもグリーンステージで出演らしい。凄く一発屋のにおいがする。でも一発でも有名になるって、凄いですな！

　
　昨日はある映画を見ていた。

　そう、兼ねてから楽しみにしまくってたこの映画インサイドルーウィンデイビス！！昨日新宿の映画館ではなぜか安く見れた。

　↑ほらなんと1000円！！昔の映画ファーストデイと同じ！！ウルトラ期待しまくってたぶん冷静にならないといけない部分が多かった。

　まずこの映画はコーエン兄弟の作品だということ。映画起承転結をはっきりさせて文ではなく映像で受けてに示していくものですが、コーエンさんの場合は淡々とある事柄に対してドラマチックに見せることなく進んで行くのです。だから受けてによっては山場がないまま映画が終わったような印象を受けてしまう。

　もう一つはボブディランの誕生前夜の話だということ。この前情報がなければただのどうしようもないついてない男のミュージシャンの話になる気がした。

　というわけで自分の見た感想としては、余白の多い映画だな、と思った。見方によってはボブディランが誕生する影でこんなにかっこいい音楽があったんだ、って話になるし、一方では女を妊娠させ、レコード会社にもお金をもらえずついてないことだらけの男の話にもとれる。そのついてない感じを優しくコミカルに書かれている。その真の解釈はこっちが思ったように考えていいっすって見てて思った。個人的には恵まれない環境の中での主人公の葛藤や現実に対する身の振り方とかを人の共感を招くような形かと思っていたので、どうも主人公があんまり音楽に対する背水の陣感や悩んでない感じがしてしまったのだった。でも最近の映画は葛藤系が多いのでこれくらいのほほんとしててもいいのかも。