こねこのこころ

ダニオさん、こうちゃん、山路、という3人で出発したフォークユニット「骨折」組んで約半年、ベースのももさんと秋山くんが加入して5人編成になった。

そんな5人で繰り出したロックの冒険は勢い余って吉祥寺のデカイイベントインディペンデンスデイに出演も果たし、昨年末にはパインズマインズとツーマン。音源まで作って文句なしの一年だった。

今年2014年！絶対もっとすげえ一年にする！と決めて臨んだ今年はデカイイベントも決まらず、年始めに掲げた録音も難航して守りに入ってるような印象だった。

どうすりゃ良いのか？と自分で勝手に提案したイベントの意見も空回り。なんだか焦ってるのは自分なのかな？なんて気持ちにもなってた。5人を納得させたり、バンドを良い方向に持っていく難しさを感じまくってたところにふとこうちゃんが村八分の方に会ってそっから面白い事や出会いが巻き起こってなんとワンマンライブをやるっていうデカイ話をもらってくれたのだ。

あまりデカイ音は出せない、などの制約はあるけど内容としては最高にクールでこれ以上面白い事はないなとも思った。

わけあって突然決まったシークレットプレワンマンは急遽なのに人も集まって音も問題なく出せて心底楽しい場所だった。そのライブをたまたま見てたラフトレードのオーナージョンカサブランカが、

「ちょうど今年発売のベルセバのレコードが流れてバンドを探してたとこなんだ。一枚うちで出さないか？」

って夢みたいな話が来て、でも俺たちとしては、

「組んだ当初からアランマッギーに声をかけてもらって1stはクリエイションレーベルから出すんです！」

なんてデカイ口叩いて…

とにかく、そんな調子でいろんな流れが生まれて今日のライブが決まったんです。

そんなに毎回ライブしまくるのが大切ですか？と読者に声をもらった事があるけどやっぱり人前でイエーイって言ってなんぼだし、個人的には骨折はザフーのような最高なライブバンドのような気がする。

ロジャーがマイクをブンブン振り回し、ジョンエントウィッスルが直立不動で変態なベースフレーズを弾き、ピート風車弾きして、キースがドカドカやる、あれこそがロックンロールだと思う。

なんてのがあると思ったら次はアカリノートにバンドで対バンしようぜ！なんてまた面白い話が出てきて…

気づいたら今年インディペンデンスデイに出れなかった悔しさが全く違う形になって新しい事に取り組めてる気がして嬉しかったのです。あ、誘われないなら自分でその流れ作っちゃえば良いじゃん、みたいな。

なんだこいつ？すげー偉そう！と読者のみなさんは思ってしまうかもしれませんがどうも自分同じ場所にいられない、っていう性分らしく要は常におもしれえ事したい、みたいな気持ちがあるようです。

ちょうど半年前かな〜ライブの本数も徐々に減っていって楽曲制作についやすわけでもなくただスタジオに入ってた時期、キツかったな〜そこでプロデューサーのリックルービンは言うわけよ、

「1stの骨折はレコードの売り上げとしては成功だったけど2ndのhustle & whiteはいつまで経っても完成しないぞ！」

って。

だから本日まで携わってくれた全ての人に感謝しております。

あ〜もう今日の日記全部まわりくどい！っていうそんな貴方！ここだけ読んで！

「今日は楽しいライブします♪」

ご静聴。ありがとうございました！



この後夜20時から阿佐ヶ谷マスウェルで骨折全曲ライブ！

夜中、自宅のとても汚い部屋にて。

山路貴澄