そして最後にたどり着いたのはくるりの新譜PIERS。一曲目から迎えてくれるのは今までとはまた違うくるり。自分はチームロックから好きになったにわかファンなのですが、今回はワルツで踊れ以来の渾身の内容になってる。随所にいろんな楽器が入ってそれはまるでワールドミュージックのよう。かつ、くるりが今までやってきたブランド的メロディは健在。打ち込みのような曲もあるのですが、これをゼップ東京辺りででかい場所で聞いた日には確実にぶっ飛ぶ。
そしてタイアップ曲の開始30秒で一気に聞き手を惹きつけるコマーシャルのようなメロディには凄い説得力がある。このアルバムの重要曲「Liberty & gravity」に至ってはヘンテコなのにポップ、という自分が試みたい事を見事になして、やられた〜、と思った。クラシックmeetsワールドミュージックmeetsくるり、という融合させてる部分も絶妙で聞きながら悔しいながら泣きながら両手を上げる自分in 新譜タワレコの試聴スペース。
流行りとかすたりとか恐れずに常に新しい事を求め、ヴァンパイアウィークエンドのパクリ、オアシスのパクリと言われても前に進み続けるくるりに心の底から尊敬の気持ちと感謝送りたいと思う。
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