こねこのこころ: 爪痕を残せ（後編）

　こねこのこころ。

　今日のBGMはthe whoでso sad about us。

　1966年にリリースされた2ndアルバム。US盤とUK盤で若干収録曲が違っててこの曲はUS盤に入ってる。名曲。the whoの良さはやっぱり抜群のコーラスワークだと思う。激しいのにポップ。この奇跡の組み合わせがフーにしか出せない魅力なのである。

　２番手朋さんに頑張って下さいと励まされてステージに上がった。

　一曲目はみんなに軽く挨拶をしながらタオルをなくした話に…そこからの…

　１、あれれ？

　実にステージ上では久々に歌うナンバー。企画でスーパーアウェイな場所。自分のスタイルをぶっ込んでうけてもひいてもこの曲から突っ走ろうと決めた。

　結果は間違いまくったけど見事に会場の空気をつかんで自分の空間を作った。うけてもうけなくてもこの曲を完全に乗りこなし、うけなかった場合も心折れずに続けなければいけない。

　一通り笑わせたところでちょっと空気を変えたい、そんな気持ちで選んだ次は…

２、愛してると言ってくれ

　ここで空気をどれだけ変えられるかが勝負。この曲を印象に残したい、そんな気持ちで力いっぱい歌った。

　MCで軽い箸休めを入れたところで次は…

３、トノサマガエル

　この曲はアルペジオなのでなかなか弾きこなせない、歌いこなせない、でも続けることが大切、と思い、ステージで最後まで貫いた。笑いが起きながらもみんな暖かく見守ってくれた。

　MCをはさみ、いや〜怖いものがありましてね〜なんて言いながら始めた…

４、おばけちゃん

　この曲も久々。新しい曲ばかりライブで披露してたので昔の曲もちゃんと歌わねば、と数日前からこの曲をたくさん練習してた。結論から言うと間違いまくった。でももうヘタなのは自分自身わかってるので開き直って語りを入れながら軽快に歌った。やっぱりこの曲楽しい♪

　仕事て嫌だよね〜なんて言いながら始めた…

５、深夜１時

　自分のオススメ曲なんですか？ともし読者に聞かれたら間違いなくこの曲と答えるだろう。自分の数少ないしっとりした曲。４曲目まで会場は笑いで絶えず、この曲の途中でも笑いが起きてたけど、いつの間にか静まり返って聞いてくれた。

　軽い最後の挨拶をして…
　
６、ズーイデシャネル

　深夜１時からの〜裸の女の子が妥当な流れだがそこに甘えたくなかった。せっかくこの曲もあるのだからしっかり歌って自分の今やりたいことを伝えたかったのだ。

　歌った。とにかく歌いきった。

　終わってある人から

　「君って何者？とにかく面白かった。でもその面白い中にも深夜１時みたいな良い曲もあったりして楽しかったよ〜」

　というコメントをいただいた。自分の素性が気になってくれたらしくいろんな質問を受けた。とにかく印象に残ったらしい。

　自分の与えたい印象をそのまま受け取ってくれて話してくれたのが制作者として嬉しかった。しかし、絶対ここで満足したらいけないので２５秒間喜んであとはまだまだと落胆した。

　自分の弱点と強みを同時に手に入れた久々になにか掴んだライブだった。終わった後もいろんな人と話して仲良くなった。

　大西さんとずっと何か面白いことしたいですね〜という話で盛り上がった。必ず面白いことをすると思う。是非みなさんお楽しみに♪

　企画者の今村伸也さん、本当にありがとうございました♪♪

　帰りにこれ食った。