こねこのこころ: 振り返ってみると…

　おはようございますこねこのこころです。

　↑先日居酒屋に行った際、くつの札取ったらかしって書いてあった。…さてはもっと歌詞を考え込めよっていうお告げなんだな！そう考えるのであった。

　今日のBGMはred hot chili peppersでhigher ground、look around、give it away。

　今の世間のレッチリの評価って一体どうなんだろう？自分の中では不動のヒーローで、ジョンからジョシュにギターが変わって多くの人はあ〜…みたいな評価がはびこってる。

　久々に元気をもらいたくなって最近どんなライブをしてるんだろう？と思って見た2013年１月に行われたオーストラリアでのライブがこれ。

　たぶんジョシュになって2年は経ってる。2011年にI'm with youというアルバムを発表して酷評されまくってツアーもしまくって…の最新映像。いや〜久々に見たけどぶったまげた！！こんなに今すげえんですね〜。とてつもなくかっこいい。完全に全盛期。スティーヴィーのカバーは母乳というかなりアグレッシブなアルバムの時期の曲。I'm with youのサウンドとは全然違うのに完全にバンドに馴染んでる。

　からのlook around。最新曲。ジョシュのギターがかなりアグレッシブになって以前のツアーの映像よりさらにさらにかっこよくなってる。ツアー初期からこの曲をyoutubeで聞き続けてるけどCDとは別物でここまでかっこよくなるとは思わなかった！最高。

　３曲目はレッチリでは定番ナンバーgive it away。ツアー初期はジョシュ加入してなんとかアッパーなレッチリを取り戻せみたいな守りな印象だったのがこの映像で完全に払拭された。今のレッチリというバンドがいかに最高かが充分に堪能できる。

　実は新譜I'm with youを出してレッチリは日本にはサマソニというフェスでしか来てない。なのでここは一つ新木場スタジオコーストか、ゼップ東京か、武道館あたりで来日公演をそろそろやって欲しいな。というかきっと特に日本とかそんなに好きじゃないんだろうな。そういうところ含めて最高。

　昨日はライブだった。ここ最近バンド「骨折」が忙しくてめっきりだったので一人での弾き語りはかなり久々。しかもよく考えてみたら３月は実は一回も弾き語りライブを30分フルで演奏していなかった。なのでどうなるか自分にもさっぱりわからなかった。

　気持ちを高めるためにまずは衣装選び。最近は赤が好き。今日は和な柄でいこう♪ということでこの衣装にした。

　ライブ直前までフライヤーの作成。とセットリストの確認、および新曲の最終練習。人前で披露するのは初めてなので紙に歌詞を書きまくって覚えてたりした。

　本番。

　１番手はからくさ。

　ドラム、ベースにエレキギター、アコギボーカルの４人編成。どこか骨折を彷彿させた。フォーク調な曲から急に激しくなる間奏。その押しと引きが絶妙でかっこよかった。

　続いてboys on the beach。

　見た目はジャムやパンク、またはコレクターズを彷彿させるような正統派ロックンロール。リフでミドルテンポで進む曲が独特なグルーヴを生んでかっこよかった。最後の曲もthe whoのpicture of lillyを感じてかっこ良かった。

　続いて佐々木智紀さん。

　↑元はバンドやってるらしいけど、ドラムの方の都合が合わずに最近は弾き語りをしていると言ってた。

　リフから始まった一曲目が清志郎さんを感じさせて声と言い凄い才能を感じた。２曲目もかっこいい。こんなかっこいい人まだ世の中に隠れてたのか？って感じ。２曲終わってMCを聞いたら一曲目はRCサクセションのカバー、二曲目ははっぴいえんどのカバーと言っていた。だから清志郎さんを感じたのか！

　そこからボガンボスのトンネル抜けてをカバーしたり、エヴァリーブラザーズもカバーしてて選曲がどれもすげえかっこよかった。MCが終始ラジオのDJ口調でその理由を聞いたら大瀧詠一さんのナイアガラなんとかってアルバムの曲のつながりがDJみたいな感じでやってるらしく影響を受けたのだとか。仲良くなった。

　トリはここで対バンするのは３回目のバカみたい。

　もうすっかり仲良くなって昨日も楽しみだった。見る度にアレンジの輪郭も段々はっきりしてきてかっこよくなってた。ベースとギターでハモってたり、ギターでいろんな音色を出してた。いつもライブの序盤で演奏する曲をこの日はあえて最後にやってるのも印象的だった。

　バラエティに富んだ４組に混ぜてもらってこの日は２番手だった自分。

　リハーサルを一曲やって終わらせて、機材を楽屋にしまい行こうと入ったら、

　「晴れた日には俺と出掛けようぜ〜♪誘ってみたけど、なぜかぶっ飛ばされた〜♪」

　↑あれ？？なんでなんで？？自分の曲のサビを出演者の誰かが口づさんでいたのだ。今日初めて聞いたのにもう覚えてくれたんすか？？と嬉しくなってたら、

　「さっきやってた曲さ、サビに入る前、くるぞくるぞ、殴られるぞって思うよね〜」

　って話をして盛り上がってたのだ。嬉しかった。しかし話してた人達は、そばに歌ってた自分がいると気付いてなかったので気まずくなって楽屋から逃げた。

　本番、

　１曲目はEngland。楽屋で誰かが歌ってくれてた曲。この日のためにあんなに練習したのに間違えまくった（笑）

　２曲目は働かざる者食うべからず。人前では初披露の新曲。カントリー調でテンポが早いので演奏でいっぱいいっぱいだった（笑）

　３曲目はたまや。この曲を是非やって欲しい♪とリクエストをもらったのでやるしかねえ！ということで演奏。バンドで普段やってるので死ぬほど心細かった（笑）やりきった。

　４曲目は深夜１時。直前まで魔力を演奏しようと思ってたんだけど、久々の30分フルライブに予想以上に手が動かなかったのでここだけの話、守りに入ってしまった。いやMCを何も考えずにしゃべってたらこの曲をやらざるを得ない状況に（笑）

　５曲目はズーイデシャネル。個人的にこの曲はかなり好きなので、コンスタントに演奏したい！という気持ち先行で難易度が高いけど挑戦した。入りこめた。

　６曲目は30巻のマンガ。楽しかった。

　終始手が固くてなかなかスリリングなライブだった。振り返ってみるとバンドが順調だからって調子に乗るなよ！と姿勢を正された気分。良かった。

　一曲目が始まってからお客さんがぐわっとこっちに視線が集まったのも印象的だった。

　ライブが終わって客席に戻ると１曲目が良い、とか、今まではたまやが好きだったけど働かざる者食うべからずが好きかも、や、深夜１時良い、や、ズーイデシャネル良い、など、良いと言ってくれる曲にかなりばらつきがあったのが嬉しかった。また別の人は、

　「今日、おばけちゃん聞きたかったっすね〜」

　という声も。申し訳ない！！

　あとライブ後にTシャツを見てある人が、

　「君、乾物屋で働いてたの？俺その会社知ってるよ。」

　と話しかけてくれた。人は曲だけじゃなくてステージ上でなに着てるのかも見てるんだな〜としみじみ思った。

　ライブを終えて帰り際、鈴木さんがそっと曲が良いと言ってくれた。面と向かって言ってくれたのは初めてかも♪

　いつか骨折でおとぎ話や…