昨日はある人の誘い受けてここにいた。
ジャン!中野魚串!!
ここで映画に携わっている藤井監督、渡辺監督、そして自分の三人で飲む事になった。
酒を飲みながら本当にありとあらゆる言葉出まくりの数時間にとてもボキャブラリーがない自分はギリギリの知識で返すのが精一杯だった。
話は関わった映画の話になり、数時間にも渡るライブシーンの話になった。
その日初めて骨折のライブを見たワタナベさんは自分の曲の歌詞を聞いて、
「内向的ですよね?」
と言ってくれた。大抵の人は自分が歌ってるのを見てとても明るい!と言ってくれるのですが自分がやっている本当の事は例えば本来飲む、という作業で使われる缶があるとしましょう、その缶が道端に置いてあってついカッとなった人が思いっきり蹴り上げられたとしよう、その蹴られた後に地面に着地した缶の気持ちをどう表現するかをひたすら追求してるのである。
それは、凹んだ空き缶、飲み切ってない、買ったばかり、みたいな感じでもっとうまく並べられたら良いのですが、まあ、つまり言葉とその言葉につけるメロディによってその雰囲気や哀愁をより相手に与える事が可能なのである。
そして前向きに表現に
ムラがある、
という話にもなった。敏腕プロデューサーがいればその人に合う型をばきっとはめてくれるがあくまで我々は素人、その型を自分で見つけてはハメてちょっと型が合わなくてまた新しい型を探す、という行為を繰り返してるのである。数時間でそこまで見ぬかれた事に凄いなあと思わずうなってしまった。
そして話は大江健三郎さんの話になり、障害者の子供を産んだ作品はわかっちゃいるけど本当は触れちゃいけないタブーに挑戦してる、という人間、内面をつき詰めると普遍的になる、という話がとても面白かった。
映画好きという事は?をたまに考えるのですが、究極は自分が好きっていう事の現れのような暫定的な結論が出ている。作品は物語を通して作者の価値観や人間の愚かさみたいなものを表現してる中で自分と重ねてみたり、その人の心底の心理を覗き見してるような気分になる。あとは映画を見ながらどこか自分のりその展開になって欲しい、という願望もある。
ま本当に口から産まれた、みたいな勢いで凄く深く話を聞いていた。すると骨折のライブの常連のシゲさんがやってきたり、実はこのワタナベさん、骨折映画の撮影の司会進行もやってくれてそのとき本当買ったばかりのiPhone6の画面が割れて凄く落ち込んで家に帰りたかったらしく、でも、それでもあれだけの渾身の司会進行してくれた事を嬉しく思ったり、あとここじゃ言えないけどどうしようもない人間どおし話が盛り上がりまくって気づけば夜中だったのである!
そして話は藤井監督が撮った映画「鏡」の予告編に。
いろんな意見が出たり、予告編から想像するストーリーの広がりにとても楽しんでなんだかまた前に一歩進んだ監督に自分も負けていられぬ、と心底刺激を受けたのでした!
自信作らしいので5月9日は是非、新宿K'sシネマへ!!
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