こねこのこころ: 時はきた

　おはようございますこねこのこころです。

　昨日は朝から緊張が止まらなかった。かかってくる電話、やたら熱いコーヒー、どれもプレッシャーを与えてるようで敵に見えた。

　今日のBGMはAerosmithでsweet emotion。

　ストーンズやエアロスミス、ブランキーなどに昔からあこがれをいだいてた。いつかあんなふうになりたい、スターみたくなりたいと思っていたけど、最近じゃ自分には自分のやりかたがあるんじゃないかという考え方に変わってきた。これはないものねだりなんだろうか？でも音楽を聞いて圧倒的な高揚感をくれるわけで、夢の中ではいつも同じステージに立っています（笑）

　昨日は朝からワーキングクラスヒーローを歌い込んでいた。その拘束から解放されて嬉しくなって時間を見つけてミスタードーナツで至福のときを過ごしていた。

　何か考えてる時間が多すぎて特に10月はあっという間に今日が来てしまった。こんなに変化に満ちた1ヶ月も珍しい。家族で食べてる人、一人で勉強しながら食べてる人、持ち帰りで買い物する人、などを見ながらドーナツを食べる時間が好き。たまにこのまま家具の一部になりたい、同化したいと思ってしまう。

　夜、最後の練習をしようと思ったらアカリノートから連絡が。今日のライブが見れないからそれを想定したリハーサルの様子を見たい、とのこと。これはおもしろいことになりそうだと思って吉祥寺に集合した。練習場所はもちろん行きつけの歌広場。アルコールの飲み放題を選択してオンステージばりのでかい部屋に案内してもらった。

　そこから始まる２人ディナーショウ♪かつてないくらい盛り上がりまくって、双方の歌の調子も絶好調だった。内山田洋とクールファイブは圧倒的だったし、谷村新司もイカしてたし、イエモンのバラ色の日々みたいなロックナンバーも珍しく披露してくれた。

　収集つかないくらい歌いまくって、そこから軌道修正してライブのリハーサルを行った。

　酔っていながらも気持ちを切り替えて本当にライブをやった。やりながら最後に確認しておかなきゃいけないことがいくつもわかって大きな収穫があった。この曲の流れだとこうしたほうが良いとか、普段は練習で声を張らないので、張ったときの体の構造を確認しながら、一音一音はっきり伝わるように焦らずしっかり出した。

　初めて新高円寺スタックスフレッドに出演したとき、マスターの中村さんが

　「君は滑舌が悪い、あと演奏をもっと練習してうまくなって欲しい。」

　とばっさり言われたことを今でも覚えている。それがグサリと心に刺さったわけではないけど、それを改善したほうが良いのか？我が道を進むべきかいろいろ考えて、ライブをたくさんやってるうちに滑舌が良い方が音がきれいに聞こえたり、かっこ良くなることがようやくわかってきて今は注意深く歌っている。演奏はもうこのままでいいやと思ってたけど、凄く自分がこうなったら良いみたいなことをいろんな言い回し、ギターで中村さんが教えてくれたからなにかその言ってる意味が真に理解できたら音楽が進化していく気がして自分なりにいろんなことをやってきた。

　そんなスタックスフレッドに初めて出演したのが今年の2月、あれから8ヶ月、今の自分がどんな位置になっているのか？もしかしたら悪くなってるかもしれないし、売れ線になってるかもしれないし、とにかく、あのときと同じだったら嫌だな〜と思う。

　そんな自分にあててくれた今日の３マン、一人は８弦のクラシックギターを駆使した天才、もう一人はアコーディオン演奏者、この時点で凄いミュージシャンとイベントを組んでくれたんだと思う。さっきも言ったけど、あそこまで自分の欠点をばっさり言ってこんな凄い人と組ませてくれたのも何か理由がある気がする。自信過剰だけど、なんだか今日は良いライブができる気がする。

　最終リハーサルを終えて、日高屋で飲んで、かた焼きそばを食って、終電前路上で歌おうぜ♪って話になって、ここで交互に歌ってた。酔ってて全然ギターが弾けなくなってて引いてた。いやこれも意味があった気がする。