2019年3月5日火曜日

グリーンブックから読み取る偏見への感じ取り方


おはようございますこねこのこころです。


でん!最近見た映画はグリーンブック!!

アカデミー賞獲ったということで鑑賞。館内は昼間なのに超満員。期待は高まってゆくのです。



60年代、ひょんなことから黒人のミュージシャンとイタリア系腕っぷしの強いおっちゃんがアメリカ南部のツアーをする話。

結論から言うとドラマチックな展開はないもののとても綺麗な映画だった。ここ数年差別ものの映画が賞を獲る傾向が強い気がする。ムーンライト、シェイプオブウォーターもある意味差別をテーマにしている気がする。


また差別ものか〜、と思うそこのあなた!この作品はちょっと違う。


当然南部は黒人への差別が強いのでその部分も強く描いているけどそれだけでなく、この映画は差別な偏見に対する観客の目線、いや、ある一定の年齢層の大人の人達に向けた強いメッセージを感じた。

例えば主人公が黒人という理由でトイレを草むらでしろ、というシーンがある。それに対して運転手のヴィゴモーテンセンはえ、別に良いじゃん、俺は道端でもできるけど、とそのシーンも出てくる。この状況って差別や偏見に対して悪気はないけど結構良い意味で普通に一定数の人間はその行為が差別とあまり理解してない人がいる、気がするのです。

そういうおっちゃんおばちゃん、そしてその昔からの価値観で固まってしまった人達に対して大きな声で、そうじゃねえから!!!と訴えている気がする。故意じゃないのに実は相手を傷つけていた!というやつ。そんなシーンが随所に散りばめられていてなるほど!!これは傷ついてる人、つけられている人の両者に見て欲しい。

実は傷つけてる人も故意じゃないんだよ!ってことを知って欲しいし、何に傷ついてるか?ってことも傷がついてる人はもっと教えていかないと僕らみたいな人は全然デリカシーとかないからわからないんだよ!!とLGBTや、全ての偏見を受けてきた人必見のお話なのです。


ロードムービもの、男二人の友情もの、という人が、多いらしいですが偏見を受けてるものと知らないうちに故意じゃなくても与えてる世界中の人に向けたメッセージ的な映画のようの気がしたのでした!

ちなみにヴィゴモーテンセンが演じるおっちゃん役は下町のどこでもいそう!な本当に空気を読めない人を凄く良い感じに演じていて凄い役者なんだな!と改めて惚れ直したのでした!!


ライブのお知らせ

山路貴澄


3月9日土曜神保町三月の水
「カゼノトオリミチ」
前売り1800/当日2300円
+ワンドリンクor飲み放題1800円orミニカレー

open18:00/18:30
出演
長坂雅司+並木万実
本間一郎
谷山竜志(踊ってばかりの国) 
kubobon(meril)
Yuki Nakajima (SPIRO)
山路貴澄

3月16日土曜東新宿TKO

3月27日水曜小林さん企画両国sunrise

4月2日火曜東高円寺UFOCLUB

4月6日土曜東新宿TKO蒼伎さん企画

4月11日木曜高円寺で修行

4月21日日曜新高円寺スタックスフレッド

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