おはようございますこねこのこころです。
今日のBGMはthe whoでso sad about us。
昔、レッドクロスというライブハウスでライブをしたとき楽屋で、
「え?the who知らないの?人生半分損してるよ!!」そんな事を対バンした相手に言われたのを覚えている。数日後当時ビートルズしか知らなかった自分は急いでディスクユニオンに駆け込むと海賊版のBBCセッションズ、という謎なタイトルのアルバムを600円で購入。曲もたくさん入ってるし安いので選んだ。
家で聞いたらぶったまげた。キャントエクスプレインやsubstitute、キッズアーオールライト、summer time bluesなど、後で知るんだけど実はオリジナルアルバムよりシングルの聞きやすい曲中心に入っててすり減るくらい聞きまくった。その中にこの曲が入ってた。人生なんてうまくいなねーじゃん、クソだなって思ってたらこの曲のイントロが始まって切なくてメロディが素敵な曲に圧倒された。しかもドラムがうるさい(笑)でもこれで最高にまとまってるんだから凄い。なんだか元気のないときにフーを聞くと優しいイントロとそっから始まるドカドカした感じがちっちぇえ事でウジウジすんなよ、な!って励まされてる気がするのです(笑)それがこの曲との出会い!
昨日はライブを見よう!という事で渋谷に向かった。
ジャン!渋谷wasted time!仲街よみさんがレコ発、およびワンマン、だったのです。会場に到着すると引くくらいの多い人ザッと60人以上はいたと思う。2部構成だったらしく、まずは1部の一人の弾き語りから開始。
いぶし銀全開の最高のフォークを聞かせてくれた!
ちょっとしたインターバルを置いて2部開始。開始まで15分休憩、という事で激混みの中友達もいなかったので、ぼーっと景色を見て忙しいフリをしてたら、
「おー!」
と誰かが自分に気づいて声をかけてくれた。なんとアカリノートバンドでもお馴染み、中田さんだったのである。レコ発、という事で同じく見に来たとのこと。とても安心して楽しく会話してたら2部開始。
今度はギター、ベース、ドラム、キーボード、アコギ、で、ボーカルのよみさん、の豪華な6人編成。イントロが始まったらそっから一気に持っていかれた。圧倒的な演奏力、そして曲のアレンジが超超秀逸!そして真ん中にギターも持たず堂々と立つよみさん。この日ばかりはディーバに見えて思わず中田さんに、
「まるで品川プリンスホテルのディナーショーみたいすね!」と心踊らせた。ネオン街など往年の名曲をバンドアレンジで披露。一昔前にタイムスリップしたような世界観は会場を完全に一つにしてくれて予想以上に最高のライブだった。
一方、東京のフィールドオブヘブン三鷹でもライブがあるらしく移動。
じゃん!おんがくのじかん!ただ今5周年ライブイベントの真っ最中。スケジュールを見るといろんな場所で知った猛者が数多く出てて、マスター菊池さんの顔の広さを感じる。
ジャン!原田茶飯事さん!
初めて出会ったのはパインズマインズのスパさんのイベントで。人を惹きつける能力と会場にいる人達の空気を読む力が超絶でびっくりしたのを覚えてる。でもなんか女子にモテてるし、なんかオシャレな音楽だし憎たらしいな〜という印象。
準備が終わって菊池さんの紹介からライブ開始。
一声目からもう鋭さが違う事に気づく。あと久々に見たけど、一人で弾き語りでこんなに難しい事やってたんだ!とビビった。複雑なリズムと演奏が混ざり、そこから生まれる優しい歌詞が人を魅了する要素だと思った。
その中でもAメロ、Bメロ、サビのセクションごとにマイクとの距離も絶妙。緩急のつけ方も抜群なのです。
会場を凄く見てて作り方がうまいな〜と思った。最後アンコールにも答えて一曲歌って勢いのある曲だったのでそのときの鋭さも凄かった。
終了後ちゃんとお客さんともコミュニケーションをとり、隅から隅まで原田茶飯事だった。やっぱりあの人やべー!
昔だったら凄くお洒落でイケ好かね〜(ちなみにそれは本人にも言った)と思ってたけど今はそれ以上に熱さと並々ならぬ音楽だけで食ってる、という覚悟を感じた。好きなジャンルじゃないのに凄いと思うのである!
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