2012年11月4日日曜日

生きるか死ぬか(前編)

 おはようございますこねこのこころです。


 「今日リハーサル前に早めに集まって飯でも食いませんか?」

 昨日の朝はドラムの秋山君のこのメールから始まった。ギターの練習を少しして清々しい朝を過ごし、慌てて支度をして昼に吉祥寺に向かった。

 今日のBGMはthe rolling stonesでdead flowers。


 アンディウォーホルのジャケでも有名なスティッキーフィンガーズからの一曲。ブルースをここまでポップでライトでどこまでも広がる荒野を彷彿させられるのはストーンズくらい。


14時くらいに吉祥寺のサーティーワンの前で待ち合わせて、お洒落なカフェに連れて行こうかと思ったけど、混んでいたので、フランス亭に入った。



 そこでいろんな話をしたり、秋山くんは映像編集もできるので結婚式のプロフィール映像も作っててその作品を見せてもらった。その感想を普通に言ったつもりがてきとうに答えてるのがバレて、今てきとうにいいましたよね?と言われてドキっとした。前に話したり聞いたりしたことをもう一回してたらしく、人に興味がないこともバレた。この人は人のこころが読めるのかもしれない。

 印象的な会話がこのときいくつかあった。

一つは稼ぎに行ってるのにお金を使うのはおかしい。

 仕事先で飲み物や食べ物を買ったりするのがおかしいという意味で、彼は毎日おにぎりを作って、飲み物は家から水を持って行ってるらしい。なるほどと思い、携帯電話にメモした。


もう一つは、バンドを組めてるだけでありがたい。

先日日記に書いた、今のままじゃダメ、何か根本から変えていかないとダメだみたいな話をした。すると秋山君はじゃあ根本はどう変えれば良いんですか?と質問してきた。それはまだわからないと答えたら、そんなことよりそもそもバンドを組めてること、週に一回スタジオで練習できてることを本当に感謝したほうが良いと言われた。組めてなかったり、バンドがやりたくてもできない人が山ほどいる中で自分の境遇がどれだけ良いのかを噛み締めたほうが良いと言われ、なるほど!と思った。

なんだかこの日の秋山くんは誕生日のせいなのかいつも以上にトークに切れ味があった。しかもその発言一つ一つや、自分が言ったことに対して返答した理由も全部説明してくれたのでバカの自分にもとてもわかりやすくて終始笑ってた。

 だから楽しかったお礼に年中ケチの自分がガラにもなく飯を奢った。


そんな緊張してるのによくわからない会話を1時間くらいして、会場のシルバーエレファントに着いた。
 




 骨折と名前の書いてある席に案内されてこの日の曲順、照明、PA(音響)の要望、来てくれるお客さんのリスト、などを書いて準備をしていた。そんな準備中、秋山君は今日はお願いがあると改まって話をした。ステージ上で絶対に誕生日の話をしないで欲しい、とのこと。口がスーパー軽い自分はそんな縛りが出来た時点でドキドキしてしまった。



 

 「じゃあ骨折さん、バンドのリハーサルお願いします。」

 と言われ、みんなでステージに上がった。

 ドラムの音からベース、リズムギター、リード、アコギと順番に音のバランスを確認して最後に曲でバンド全体の音を確認。このは凄く珍しく、最初に決めた曲順流れの変更点を確認しつつ、曲の途中から途中までという、ぶった感じで音を確認した。

 実はこの時点で他の出演者が到着していて、自分達のリハーサルを見られてる状態。この人達のリアクションで自分のバンドがどんな感じなのかを確認したりしてる。何も話しかけられなかったら普通のバンド、話しかけられたら良いバンド、という勝手に自分の中でジンクスがある。


↓リハーサルが終わった後、メンバーでもう一度曲順の確認。




 なんせ昨日は多くのお客さんが来るということで綿密なチェックが必要だった。

 ↓リハーサルを終え、骨折一同はラパウザという、パスタ屋でライブイベント開始まで時間をつぶすことにした。





 5人中、3人(秋山、もも、山路)がスイーツ、2人(ダニオさん、こうちゃん)が酒という謎の組み合わせ。来た食い物をむしゃむしゃ食う男とクールに酒を飲む男とまさに骨折した構図だった。

 骨折


11月11日 渋谷ルビールームうっとりトワイライト


山路貴澄


11月26日 高円寺UFO CLUB
11月28日 吉祥寺シルバーエレファント

12月6日 新高円寺staxfred





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