会場に戻ると開演に向けて着々と入るお客さん。
とても楽しむ感じとなんだか会場中が何かを期待してる感じがした。
とうとう開演!
まず出演はオープニングアクトして自分、山路貴澄が歌った。
楽しもうぜ、イェーイ!なMCからさっき待ち合わせてもなかなかアカリノートが来なかった話から…
1曲目はあれれ?
ばしっとやって一曲目は自分が進化した事を伝えようか?とかいろんな事を一週間考えてきたけどやっぱりこの曲ではじめたい、と思い選曲。そしてこの曲、ものがなくなったり、人が来ない、みたいな会話の流れから曲を進行させるので直前までその話題がなかったので本当に良かった〜と心の中でアカリノートに感謝した。あとここ数日スタジオで恥ずかしくも練習してたのでしっかり、と言い聞かせながら歌った。
2曲目はクイズ?
本当は違う曲をやるつもりだったのだけどなんだかこの日会場のお客さんはとてもパワフル。面白い事を探してやまない感じがしたので変更した。その、何が起こるかわからない感じを自分も含めお客さんも巻き込んでクイズの問題を出して楽しんだ。
「ここはどこ?」
という問題から、
「今どんな気持ちで歌ってるか?」
とか、4問くらいだしてそれぞれその場のお客さんに答えてもらって曲は進行。ボディーブローのようにここまで反応がダイレクトに返ってくるとお客さんと一緒にもっともっと会場を盛り上げる事を楽しんだ。
3曲目はおばけちゃん。
これはかれこれいつもお世話になってるライブハウススタックスフレッドのマスター、中村さんにこっそり向けて歌った。何故なら、いつもこの曲のギターが拙い、というからだ。
拙い、と言われて自分なりの答えを出すべく数年間やった集大成を出したかったのだ。とても楽しく、かつ面白いの奥に見えるかっこ良さ、を目標に歌った。
3曲歌って少し休憩。なんだか思わずこれだけパワフルなお客さんの質量と会場に喜びを伝えた。
後半戦
後半戦はもう作り上げた自分の空気をまとめ上げる作業。不格好覚悟で歌った。
4曲目はやけくそ。
今回はあとの曲はどう思われても良い!この曲をどうやって良い曲です!と伝えるかがカギだった。突発的に始めた曲は自分でも慌てて曲の気持ちに切り替え。言葉をしっかり歌う事と切実な感じを出すようにとにかく集中した。
歌い終わった後、あれだけ笑いに溢れてた会場がバババっと拍手をしてくれたので心の底から心の中でおじぎした。
そんなこんなで4曲を惜しみなくやった自分は最後…
5曲目は裸の女の子。
最近またこの曲が少し変わったような気がする。歌っててなんとなく、やっと歌いやすいようになったのである。歌って自分の思い伝えてみんなで楽しむ、でもその楽しさ引っ張るのはこっち!!みたいな気持ちで歌った。
歌い初めて盛り上がって楽しんでる中で、あ、もう最後の曲か〜ライブが終わるんだな〜となんだか走馬灯のように曲達が頭の中でフラッシュバックした。きっと何回もやってるライブだけどこの気持ちは忘れちゃいけないような気がした。
曲が終わりに近づき、最後はギターを置いてコールアンドレスポンス。アカリノート、松本さん、ライブハウス、マスター、お客さん、全ての人に感謝して再びギターを持って演奏を再開した。
実は最後の部分、アカリノートと先日飲んでいた際、少しアドバイスをもらって重点的に確認。こっそり進化させたのだ。その場所は人様には気づきにくいが無事成功。ライブが終わって深々とおじぎをした(ちなみにこれはアカリノートに影響受けたやつ)。
集客も宣伝もライブも、弾き語りっていうものをもう一度自分で考えてどうしたら人が見たいか?とか考えながら行動した一ヶ月が終わったのだ。
感想としては死ぬほど大変でもう弾き語りなんかやるか!って気持ちと、あ、こここうすればもっとうまくいったのかな?とか、お客さん笑ってるな〜良かったな〜とか、いろいろ。とにかくやりきった、というか乗り切った、のである。
終わってステージから降りてアカリノートとバチっっっっと硬い握手をしたのが印象的だった。
続いて、ここからいよいよ本編!松本佳奈さんの登場!
用意された鍵盤で始めた曲は
大人だってさ。
優しい歌声と自然な歌詞は紛れもなく本物。リハーサルの時からマジかよ!と思いながらジャンルを超越する優しさとしなやかさがあった。
そして数日前に作った、という魔法の手のひら、という曲がかっこ良かった。
そしてぶったまげたのが最後のカバー!なんとアカリノートと2人で中島みゆきさんのファイトをカバーしたのである。
う〜んこの凄さ、なんて言えば良いんだろう?
例えばカバーってやっぱり一個の正解があるわけだし、それをどれだけわかってるか?とか、コピーになるなら本物聞きたいなって自分は思うんです。そんなわけでカバーしてる人でなかなかかっこ良いい!みたいな人がいないですが、松本さんは歌がうまい?声?曲がはまってる?アレンジとか凄く変えてるってわけじゃないのになんだろうなんかソウルが溢れまくってるのである。
そしてサビで2人のコーラスががっと入って自分は感動した。今楽しくて凄くて溢れてる音楽聞いてるな!!と思ったのである。
そんな最高のライブが終わればトリはアカリノート!!笑いあり涙ありの会場は自分ががっと紹介してアカリノートのライブがスタート。
まずはびしっと歌って会場の空気をシャキッとさせた。からの雨の歌。
最速で歌ってる、というロックなアプローチは開けた歌い方もロックで聞き手をわくわくさせた。なんだか昨日は歌声からいろんな表情が見えて楽しかったのである。
そしてビール狂の詩で会場がオアシスのライブばりに大合唱。本当に最高に暖かい空間だった。
金平糖の歌も聞けたし、普通の毎日ってサビで歌う曲も聞けた。そしてなんとなんとこの日はアカリノートの新しい音源の発売日!という事で甥っ子の誕生日プレゼントとして作った主に童謡などが入ったアルバムは11曲なのにタダ!という大盤振る舞い過ぎるすげー事をやってのけるのである。
そんな最後の曲はそうこれを聞きたかったぜ、星の駱駝!力強い曲は6分という長さを感じさせない渾身ソング!この日もばしっと決めて会場は大盛り上がりだったのである!そして、アンコールはなんと…
生歌で完全アンプラグド。アルバムに入れた唯一の自身が作った子守唄をみんなで歌って心の底から心が暖かくなったのである。
本当はちょっとした出来事もまだあるのですがいったんここで渾身のライブイベントについての日記は終了です!
日本全国のみなさん、本当に、そして何より誘ってくれたアカリノート、そしてめたくそ歌が上手い松本さん、本当に世界規模でありがとうございました!!!
ライブのお知らせ
山路貴澄
5月18日 月曜 阿佐ヶ谷マスウェル 第七回ダニオ&山路企画「ハッピーマンデーズ」
http://muswell.wix.com/muswell
5月21日 木曜 八王子び〜玉
5月26日 火曜日 八王子び〜玉
6月3日 水曜 代々木バーバラ
6月12日 金曜 大塚ミーツ みずすまし企画
7月28日 火曜日 渋谷ラッシュ 超大イベント
「ruby tuesday」
骨折
5月24日 日曜 吉祥寺シルバーエレファント
6月28日 日曜 吉祥寺シルバーエレファント
http://kossetsu.jimdo.com/
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