こんばんわこねこのこころです。
今日のBGMはあがた森魚で僕は天使ぢゃないよ。
あがた森魚が林静一の赤色エレジーを原作に制作、脚本、監督、音楽、主演した1970年代のインディムービー。自分はこの映画が見たくてしょうがないのである。
先日、土曜日の話。
普段なら自分は骨折の路上だったのですが、どうしても行きたいライブがあって仙川に向かった。
ライブ開始5分前に到着すると、会場はすでに席でいっぱい。
慌てて1ドリンクオーダーして開演を待った。
すると店の外からオーラを放った人がギターを持って会場に。
あがた森魚さんだったのです♪♪
普段はライブをやる場所ではないので急ごしらえなステージに若干あがたさんもあたふたしつつ、最初はマイクやアンプも使わずにスタート。
狭い会場を歩き回ってたくさん、この会場に来てくれた人に向けて感謝の気持ちを込めて歌ってくれた。
話し声から唄に変わった瞬間の歌声のオーラといったら凄い。
名盤「レミゼラブル」のレコードで何回も聞きまくったことを思い出し、あっあの声と変わらない!と思ってしまった。
MCでミックジャガーやマイケルジャクソンがドームで何万人もの観衆の前でやってるのに対して、自分はときにツアーで、少ないお客さんの前で歌うことがあって、終了後の旅先の宿でどうして少ないのだろうと悩むこともあるが、それは数の問題ではなく、来てくれた目の前の人に歌うことが大切だ、ということがわかったと話してくれた。
そんなMCをはさんで良い曲歌っちゃうもんだから圧倒的な説得力だった。
昨年は2枚のアルバムを出してその中から何曲かも披露してくれて完全に一人の弾き語りなのに表現の幅広さに驚いた。
初めて聞く曲も多かった。にしても全然自分のライブと違う。何が違うか比較したら使ってる歌詞から広がる景色が自分が5くらいだとしたら20くらいで表現や言い回しも多くて世界観と歌詞の起承転結がかなりはっきりしてた。
アコースティックなのにコール&レスポンスを独自の曲で行ったりして惹き付け方も凄かった。
赤色エレジーも歌って大満足のライブは終了。
終わってあがたさんと話す機会があって、思わず、
「CDで聞いた声と全く同じですけど、その声を保秘訣ってあるんですか?」
と言ったら、
「秘訣?みんなの前で歌いたいって思ってたらこんな感じでずっとやってきてたな〜」
と答えてくれた。おお〜すげえ。
あと先ほど書いたMCの事にも触れて、
「少ないお客さんの前でやっててくじけそうになったりしないんですか?」
ということも聞いたら、
「う〜ん、それより、曲が思うようにできないときのほうが気になるな〜」
と話してくれた。ライブ後にこんな一観客の突っ込んだ質問に全く壁を作ることなく、答えてくれた良い人だった。
「君はあれだね〜音楽やってそうですね〜」
とそんな格好をしてたのか言ってくれた。
友人からあがた森魚に似てる!絶対将来こんな感じになるよ!と言われたのでなんだかずっと気になった人に会えて、しかも良い人だったので自分は自分のペースでもっと良い曲を作ろう、そうします!と心の中で呟いた。
↑帰りにこのチラシもらった♪かっこいい〜♪
ライブのお知らせ
骨折
6月30日 日曜日 吉祥寺ブラック&ブルー(ダニオさん、こうちゃん、ももさん、やまじの4人編成)
7月21日 日曜日 吉祥寺シルバーエレファント