おはようございますこねこのこころです。
今日はある人の話をしようと思う。そのある人タカシは訳あってじーちゃんばーちゃんたくさん働いていた。その職場の会議にて女性職員は声を上げた。
「やっぱり何もする事がない、そう言う人が増えてるんです。」
要はこういう事だ。じーちゃんばーちゃんが施設に来て利用するのは良いが、来てやる事がない、ヒマだ、と言う人が多いのだ。ただ座らせて夕方に帰る、これではあまりにかわいそうではないかという意見が出た。そこで協議の結果、今度簡単に作れる動物のぬいぐるみを作ろう、という話になったのだ。
早速事前に材料を用意し、作成時間もシミュレーション。一時間、もしくは二時間で作れる事がわかった上で作成日当日になった。
「今日はこれらの材料を使ってぬいぐるみを作りたいと思います!」
じーちゃんばーちゃんの反応は悪くなかった。
黒板に作り方の手順と職員達のわかりやすい説明と手伝いで作成はうまくいってるかのように見えた。
ところが作成して30分。一人のじーちゃんがこんな子供みたいなもん、作りたくねぇ!と怒りだしたのだ。まあ確かにぬいぐるみなんて子供ぽいと思ったがなんとかタカシはじーちゃんをなだめた。すると、
「俺もやめた。だるい。」
と言われ、最初に発言したじーちゃんをきっかけにじーちゃん達はみんな手を止めてしまったのだ。ここで作成時間は終了。
その日の終わりにみんなで相談をした。
「どうしよう。じーちゃん達の反応、ひどかったね。どうすれば最後まで作ってくれるかね?」
と職員達は頭をかかえながらまた次の作成日になった。
「今回も前回に続いてぬいぐるみの作成を続けたいと思います。」
「えー!」
と言う一部のじーちゃん達。タカシはなんとか説得して手先を動かす事はリハビリにもなるから!といって半分無理矢理作成を続けた。なんやかんやでぬいぐるみは完成に近づいて、
「俺のが一番かわいい。」
「いや、俺の方がより犬ぽくてかわいい。」
と最初はあれだけ文句を言いまくっていたじーちゃん達が自分が作ったぬいぐるみを自慢し合っていたのだ。
タカシは遠くからその光景を見て感動して泣いていた。どんなに反対されてもとりあえず良い、と思ったものは最後までやり通す。そうするとその気持ちは相手に伝わってちゃんと反応が返ってくるのだ。
6月のフェスに向けて会場、出演者、チケット代、タイムテーブル、楽器の管理、スタッフの配置、みんなにどうやって謝礼を渡すか、もう考える事が多過ぎて心が折れそうになっているけどそれくらいでめげちゃいけないんだ、と思ったのである。
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