今日のBGMはthe riversでcalifornia sun。
昨日は華の土曜日!という事で中野サンプラザ前にやってきたダニオさんと自分は「脱臼」として路上ライブを行った。
実は先日久々に路上ライブをした際にコーラスやギターのタイミングなど明らかに感覚が鈍っていると感じ、これは危険だと思い今日に至った。
会場に着いてまずダニオさんが買ってくれた新作ビールで乾杯。
まずはto back me babyからスタート。寒い空をつんざくようなダニオさんの声とどこまでも絡む自分のコーラスがサンプラザを包んだ。一曲やって思わず見あって、
「今日は良い感じだね!」と盛り上がった。
続いてWAITING FOR TOMMORROWを演奏。コーラスのバランスや言葉の詰め込みが疎かにならないように注意しながら歌った。
そしてダニオさんの世界はずっと欲張り。ロックンロールな曲はダニオさんの優しさを感じる言葉でより勢いが出る。歌って思ったのは強すぎないコーラス、を意識して歌った。
そして自分の新曲。バンドでのまとまりもやっと見えてきたところで楽しくできた。切ない歌だけど笑
ここでダニオさんの月はブルージーも演奏。とても良い感じで歌っていると通る人が結構振り返っているのを感じた。
この時点で今日はなかなか難しい戦いだとわかった。それは立ち止まって聞くには少し寒いから、という理由もあるのかもしれない。でも、よーく、ほんとによーく見ると信号を待ちながらこちらの演奏を聞いてる人がいたり、自転車を止めて聞いてる人もいたのである。
自分も!と深夜1時を演奏。しっとりとした音は中野サンプラザの賑わいとは良い感じにギャップを出せた。
花粉症も披露。久々だけどやっと感覚を掴んで本当にばっちり集中して歌えた。
続いて寒くなってきたから!と自分とダニオさん立って2人で愛していると言ってくれ、を演奏。なぜかスーツを着たサラリーマン達が何人か振り返ったりして良い感じにできた。
これもやってみたい!とダニオさんが演奏してくれたのは蒸しパン。誰にも負けないこれぞダニオ!!みたいなぶれない精神というかこの日一番の演奏内容。手さぐりながらも人前でやってる緊張感が自分のコーラスの集中も高めた。
そして自分も曲やり始めたところで雨が強くなってきたところで終了。昨日は少しの時間での路上となった。
路上ライブ、というジャンルを始めて約3年ですが、最初はなるべくみんなに聞いてくれ〜!と言わんばかりに声を張りまくって歌ってたけどそれだと体力も限界だし無理な事が判明。最近ではここでやってる、みたいな惹きつけ方じゃないような気がしてきた。
例えば道の隅っこに500円玉がわかりやすく置いてあったらどうだろう?絶対見ると思う。また、道の端に綺麗なお姉さん、兄さんがいたらどうだろう?異性は気になって見ると思う。
このように注意を惹きつけなくてもみんなが気になっているものや興味のあるものには自然に視線が集まるものだと思う。かと言ってその事実がそのまま路上ライブに応用できるわけではないですが笑
昨日は路上ライブをやってて信号を待ってるカップルの1人が一回こっちを振り返った。そして信号が変わる前にもう一回こっちを見たのである。残念ながら青になってその人達は行ってしまったが、2回振り返る、それはあと少しでこっちが取り込める事のような気がする。
自分はその戦いを「信号での1分間」と名付ける事にした。10人中8人はあ、何かやってる!で振り返る、そして8人中2人はあ、結構良い音楽かも、とまた振り返る、そしてその2人のうちの何人かがこっちに足を運んだり止めたりをする。
今年はもう少し足を止める、に全力を注ごうと思ったのである。
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