BGMはthe beatでrock and roll girl。
と、言われて会場で待つ事2時間、確か10時30くらいだっただろうか?誰だろう、と待っていたらなにやらオーラのある大人が会場に入り、その最後にやってきたのはなんとブランキージェットシティのドラム、中村達也さんだったのだ。
もう、大変だったよ〜
と言ったのはライブハウスのある方。本来は5組みの出演で終わるはずが、急遽演奏者の意向で村八分のギターの加藤さん、あと名古屋から来た斎藤さん(ギター)、そして中村達也さんでライブが決まったというのだ。そしてもっと驚いたのが大人のオーラある中にこうちゃんも一緒にやってきたのである。
ええ?いろいろ凄過ぎて訳がわからない!!
こうちゃんに話を聞くと先日阿佐ヶ谷の飲み屋で村八分の加藤さんに偶然会って仲良くなって名古屋からやってきた斉藤さんにギターを貸す事になりこのUFOCLUBにやってきたというのだ。
全く違う状況で会うのが不思議だった。
そしてライブ前に自分の目の前を行ったり来たりする加藤さん、斉藤さん、そしてドレッドヘアーの中村達也さん。ボロボロのつなぎで安そうなステックケースを持ってまるで家から歩いてやって来たかのような軽装で久しぶり〜なんて加藤さんと熱いハグをしながら昔話をしてるようだった。
SNSなどで数時間前に告知されただけなのに人が不思議と集まってライブ開始。
加藤さんから繰り出されるリフで、あっ!夢うつつだ!とか往年の村八分のナンバーを披露。中村さんも加藤さんも凄いのですがその2人に挟まれて全く動じない、しかも絶対ステージ慣れしてるその存在に驚いた。ベースがいないので斉藤さんがずっとリズムなどをギターで刻み、中村さんはバスドラ多めでその空間を埋めていた。
曲中で盛り上がると中村さんのドラムはドンドンエスカレートしてもはやリズムとかわけわかんなくなってる感じが最高にかっこ良かった。そしてアイコンタクトをとって最後立ち上がって止める、という手法もかっこよかった。
とにかく凄いオーラの塊みたいなステージでそれをこの普段じゃ見れないような大きさのライブハウスで見れて本当に凄過ぎる時間だった。
ステージが終わりフロアで雄叫びを上げる中村さん。怖いな〜と思いながらも話かけてみた。
「あの〜昔から大ファンでした。ライブが見れて光栄です!」
確かこんな声をかけた。すると、
「がっは〜!おめでとう!!」
と凄くぶっきらぼうながらも挨拶してくれて手を差し出すと、中村さんも両手びっしり刺青だらけの腕で快く握手してくれた。嬉しさとやっぱり本人こえ〜の気持ちが混ざった感覚だった。
その後も雄叫びを上げる中村さんはまるでライオンのよう。とにかく大好きなバンドの曲と大好きなミュージシャンにまさかここで出会えた夏の不思議な体験だったのである。
ライブのお知らせ