会場を見るとでっかいかっこいいブルーハーツのポスターがあったりした。
リハーサルを終え、いったん会場を出る我々。
鹿児島ラーメンって食った事ある?
そんなアカリノートの言葉を聞いて代表的なものを食う事に。どうやら東京では食えないらしく、普通とは違うよう。
ビールを頼んで待っていたらこれ食べる?と言ってなにやら東京と同様薬味などのエリアに手を伸ばすアカリノート。そのフタを開けるとなんと大根の漬物が入ってたのです。
鹿児島ではラーメンに大根を入れるらしく、その前につまみにしながら飲んでいた。
というわけでドン!とやってきたラーメン。食ってみると濃厚なんだけど後はひかないさっぱりした感じでもやしもたくさん乗っかって夏にふさわしい食べやすい感じだった。
さて、そんなラーメンを食えばいよいよ本番10分前、会場にはすでに人がたくさんいて私の緊張は高まる一方だった。お客さんの中には東京でお会いしたことのある方もいて鹿児島で再会できたことが嬉しかった。さあ、ライブ最終日が始まるのである。
まず、ステージで紹介するアカリノート、そこから2人でハッピーバースデーを歌い私のライブが始まった。
1曲目はサンダーバード。
一日目より多い人の中、ここは潔く暖かい曲を歌うと決意。ギターソロはお得意の口で披露♪みんな楽しんでくれたみたいで、あ、やりたい放題できる!と確信した。
2曲目は世田谷。
鹿児島でライブをやるからってみなさんに寄り添ったものを届けるか、それともあえて自分が育った場所の曲をやるかで迷ってこの曲に急遽した。どこかおかしいサビの「のどかだね〜♪」で笑ってくれてみなさん、本当に暖かいな〜と思った。そして1.2曲目どちらも手拍子が起きたのだ。もう暖かすぎてこのお客さん達を東京に連れて帰りたいと思った。
そしてちょっとMCをはさんで歌ったのは
3曲目はおなら。
もう始まって笑いが起き、手拍子。感動するくらい暖かくて口笛まで起きて、終わったら大量のあったか〜い大拍手をもらった。
そして、
4曲目は太ってる。
実はおならと太ってるは歌うつもりはなかったのですが、子供が聞きに来るという情報をキャッチしてセットリストに加えた。もうすっごく会場が和んだ。
5曲目はおばけちゃん。
本当は1日と2日目で全然違うセットリストでやりたかったけど、この曲は自分のオススメ曲として歌った。凄く楽しかった。
MCを開始。ここでロックンロール!!のコールアンドレスポンス♪びっくりするくらい会場一つになってやってくれた。泣きそうになった(嬉しくて)
6曲目は深夜1時。
凄く不思議だったのが今まであんなにみんなで楽しく笑いあったのにこの曲が始まるとピタッと静かになった。それは今まで、人生で、こんなに真剣にたくさんの人が聞いてくれてるっていう神秘的なパワーを感じて、自分も緊張する事なくみんなの空気にふわっと乗っかる感じで歌った。深夜1時って本当はこんな曲なんだって思った。
7曲目は裸の女の子。
今日は子供も来るし、やらないほうが良いな、と思った。しかし鹿児島まで来て自分は何を残す?と考えた時にこれが会場でドン引きしても絶対やらないと後悔する、と思って本番直前で選曲。最初はちょっとインパクトが強くてうお?っていう感じだったのが次第に乗って最終的には大盛り上がり!
やって良かった〜とステージを後にすると鳴り止まぬ拍手。止むのが怖かったのでちょっとしてまたステージに戻った。
正直、もう一曲できるなんて思ってませんでした、とその場で演奏する曲を考えた。
アンコールは30巻のマンガ。
どうしてこの曲にしたのか今でも覚えてない。でもきっとどこか心の中でただの面白い人、で終わって欲しくなくて、面白いけど良い曲もある人、と思われたかったのかもしれない。
とにかく暖かく最後まで聞いて心底楽しいライブは終了。6曲だけのつもりが気づけば7曲、しかもアンコールまでやったのである。
最後にアカリノート。2日間ライブを見たけどこの日ほど彼のライブを見れて嬉しかった日はなかった。とても丁寧なMCに一曲一曲渾身の心を込めた演奏でみんなが凄いと言ってる意味がわかった。
「あれやこれや〜♪」という確かバータイムソングという歌だっただろうか?あるバーの店主さんもお客さんで来てて、なんかこう、いろんな気持ちが交差して泣きそうになった。
ライブが進んでいくにつれて凄みは増して、かつて見た夏のフジロックのレッチリのようなライブになってた。そしてふと、これは今東京で聞いてる音楽を鹿児島で聞いてるじゃん!!と不思議な気持ちになった。しかも後半ではリハーサルのみで披露してくれてたオレンヂロードロックバージョンも披露。スーパーかっこよかった!
そんなこんなでライブは終了。
とおもいきや、ここでエキシビションが始まり、2人で歌う事に。
そんな練りに練った一曲目は…
愛していると言ってくれ。
ダニオさん以外の方と歌ったのは初。なんというかこの2日間をロックンロールの角度から言うとこの感じ♪♪って言いたかったので選曲した。どうしようもないくらい楽しかった!!
続いて二曲目は…
アカリノートのビール狂の詩。
なんと初!アカリノートの曲を共に歌った。この音楽性正反対が歌う奇跡の時間。あまり気を使わず、ドカドカっと入って最高にロックンロールした!超楽しかった!
そして今度こそほんとの最後!
ラストは2人で歌った井上陽水の少年時代をカバー。
鹿児島での時間を象徴するかのような奇跡な選曲は会場の老若男女の心をぐいっと掴み、ゆったり乗ってくれながらしっかり聞いてくれてるのがとても印象的だった。そう、鹿児島のみなさま、しっかり聞いてくれるのです♪
つづく
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