こねこのこころ: 聞いた事ある声

　おはようございますこねこのこころです。

　今日のBGMはDiane BirchでFire Escape。

　現在30歳のアメリカ出身のSSW。プロフィール上ではマイスペース（音楽サイト）でロンドンのプロデューサーに見いだされ、デビューって書いてあるけどそんなおとぎ話ってあるのかい？って思ってしまう。しまうの。

　2009年に発表された1st,bible beltはすげーかっこいい！

　いつものように井の頭線に乗ってると電車の窓にこんな文字が貼付いていた。

　↑どうやらドラマの宣伝らしい。家族ゲーム。松田優作のリメイクらしい。

　景色は見えにくいがこれもまた季節、ガマンした。

　渋谷に着いたのは午後6時。道を歩いていたら、

　「お〜」

　と突然声をかけられた。渋谷wested timeのマスター中島さんだった。

　これから会場に向かう途中だったらしく、自分が渋谷ルビールームに行くことを明かすと、

　「うちもオープンマイクやってるから遊びに来てね〜」

　と言って別れた。

　さてこの雨の中、寒い中、人はどれだけいるのか？？と思いながら恐る恐るルビールームの列を見たら、

　まだヨシヤさん一人しか並んでいなかった。

　ま、さすがにこんな悪天候じゃ人も少ないのかな〜なんて思ったのもつかの間。人はあれよあれよと増えて気付けば10以上の列ができあがっていた。これが晴れだったらどのくらいの人がいたのだろう？恐ろしい。

　並んでる間、先週やってきたアジアで少し有名なピンクノイズみたいなセクシーガールズバンドの話で盛り上がった。パンツが見えてしまうようなセクシーな衣装で外国人の客がわんさか来たんだとか。そしてルールを無視したような時間演奏して終わったら客も一斉に帰って行ったらしい。恐ろしい。

　店が開店してこの日の自分の出番は21時55分〜に決定。

　新曲もやりたい、ということでいったん近くのモスバーガーで腹ごしらえとコーヒー。

　↑これらを楽しんだ後はノートを広げて英単語を覚えるごとく、新曲の歌詞をバーっと書いて覚えていた。視界が開けて見通しの良い店内に行きつけのマック以来の良い感じ♪

　会場に戻ったら外国人のおっちゃんが早速歌ってた。

↑後々聞いたらバンドで演奏するのは初めてだったとか。まだ人前でやるには…な印象だったけど、ボーカルの人が唯一楽しんでいたのが印象的。

　↑良く見たら、あれ？このおっちゃん、ギターじゃなくてウクレレだ！しかもシールドも付いててエレキウクレレだった。湘南からやってきたおっちゃん。ハワイに10年住んでて、持ち運びやすいし、4本しか弦ないからという理由でウクレレやってると話してくれた。

　↑アレックス。外国人なのにかたくなに日本語で歌ってる。この風が吹いている〜っていつも歌ってる。いつも会場内で日本語の歌詞考えてて誰かしらに添削してもらってる。どうやら３連（リズム）が好きらしい。

　

　↑ヨシヤさん。ベルボトムが印象的。昨日はmoon riverから始まって最後はブルースナンバーを披露。恥ずかしかったのかずっと下を向きながら演奏してて、たまに足でリズムを刻んで注目を浴びさせてそこから展開するギターの弾き方がかっこよかった。

　空気を変えて注目を集めたときにもっと客を魅了する駆け引きが楽しかった。

　↓にーちゃん。

　見たとおり外国人。何言ってるか全然わからんかったけど、どうやら小話をしてちょいちょい笑いを挟んでいた。

　↑セクシーなねーちゃん。確かナターシャみたいな名前だったかな〜。声がセクシーでうまかった。この体制から全然動いていなかった。

　↑ケモノノ。４月５日にはドラムのエナさん主催のオールナイトイベントに骨折としてオジャマします♪

　いつも最後にやる曲、自尊心から始めたこの日は何か気合いが感じられた。曲開始から徐々に演奏や音のバランスをつかんでグルーヴが生まれる感じがかっこ良かった。毎週コンスタントに出演してるのでオーディエンスも曲を覚えて盛り上がってた。

　

　↑いつもはボイスパーカッションをやってるにーちゃんがこの日はバンドで出演。超絶にうまくてびっくりした。きっと榎本加奈子ばりの美人と付き合ってる気がする。

　↑バンド名前はわからんがみんな友人。ボーカル、アコギ、ドラムの編成で絶妙なバランスで展開。その場でセッションしながら曲をやっててその指示をボーカルがするので良い感じ曲が進んで行った。

　といった中で自分の出番。曲や順番を考えていなかったけど、出番が近づくにつれ、会場の雰囲気で決めた。前回アコギでハウリングが起きたので今回アコギはお休み。エレキで参戦した。

　１曲目はEngland。最近作った曲の中でキーがちょうど良くて歌いやすい。これを一曲目に持って行くことによって自分の調子を計れるのだ。

　２曲目は深夜１時。最近歌ってなかったのでごめんよ、と気持ちを込めて歌った。一曲目の途中からいきなり空気が変わってステージに視線が集まった。その熱さをそのまま崩さぬように歌に入り込んだ。

　３曲目は30巻のマンガ。もう、歌いたいんです。つたない演奏ながらも心底感情を込められるので気持ち重視で歌った。

　終わって機材を片付けていたら、

　「最後の曲、歌詞が良いっすね〜」

　と言ってもらえた。この万年滑舌どうしようもねえ野郎の歌詞がもしかして聞き取れたのですか？？と思いつつありがとうございます、と言った。歌詞を評価してもらえるのは珍しかった。

　終わった後、見に来てくれてたミーヤさんが、

　「良かったね〜。じゃ見てた人達はどう思ってるのか聞いてみようか？」

　とまるで街頭インタビューかのように近くにいた外国人カップルに英語で話しかけ、その人達が言ってることを通訳してくれた。どうやら良かったらしい。

　最終的に仲良くなって連絡先を交換してた。そうか〜こうやって徐々にお客さん増やしていけば良いんだな〜でも万年人見知りの自分にはかめはめ波出すくらい至難の技だと難しさを痛感したのだった。

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