おはようございますこねこのこころです。
でん!
あいも変わらず読んでいる読書。今回は重松清さんのみんなのうた。浪人しても志望校に入れなかった主人公が田舎に一旦帰ってポカンと空いた心の隙間の話。
自分は心が折れた人の話が好きなのです。と言うのも、自分自身がよく挫折するからである。
子供の頃はカードゲームをよくやっていた時期があった。楽しいな、このままずっとこれだけして大人になっていたいな、そう思っていたピーターパンクソ野郎だった。
そしていざカードゲームの大会に行ったら、自分より凄い人や、強い人がうじゃうじゃいて、自分の積み上げてきた何かが音を立ててバタバタと崩れて行ったことがある。この時、あ、世の中ってうまくいかないんだ、と強く思った。未だにそう、負け続けているのです笑っ
ただ負け続けても死ぬわけではないのでその事実を受け入れ、今の自分と向き合っていかなきゃいけない。他の人はどう受け入れて前に進んでいるのかとっても気になってしまうのです。スポーツでもそう、勝った人より負けた人が気になる。
この小説では家族のせいにして自分を隠そうとしていたところを家族に見抜かれ、自分で方向を打ち出していた。小説だといくらでも前向きな方向で終わるだろうけど、現実は甘くない。ずっと心の深いところでその気持ちをしまって生きてゆく人やたまに飲みの席で、良いよなぁおまえは!なんて愚痴を言うことで心のバランスを取る人もいる。人と接していると本当に嫌な言葉もその裏には生きてきた人生の年輪みたいなものを感じる、きっと仕事大変だったんだな、本当はあんまり好きじゃない人と結婚したんだな、今の仕事本当はやめたいんだな、実際は口に出さないで生きてる人もいる。
そうやって何かを受け入れてるからこの大変な世の中でも成り立ってるのかな?と思ったりするのです。きっと今ストレス溜まってる人いっぱいいるんだろうな、本当は全部投げ出したいんだろうな、凄いよ毎日スーパーで嫌な顔せず働いてるあの人。
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