おはようございますこねこのこころです。
あ〜、やっと終わった怒涛の三部作喜怒哀楽全部が詰まった日編の日記いかがでしたでしょうか?
書いててあ〜、そう言えばこんなことあんなことあったな〜と思い出しながら書く作業はなかなか大変ながらも楽しいのです。
ワーキングクラスヒーローを済ませ、奇跡の休みを手に入れた私はディスクユニオンに駆け込んだ。店に入ると世間とはかけ離れたBGMが流れている。店を物色しながらあ、この音楽何だろう?と考えるのが凄く好き。汚いギターの音、ドタバタしたドラム、みんなで吐き出すように歌う声、店のカウンターを見たらsham69というバンドの1stアルバムだった。
あ〜、最高!!!
そして長い事我慢していた映画も見た。
西川美和監督最新作すばらしき世界。
結論から言うとウルトラ良かった。
ここからはネタバレだから見たい人は読まないで!
殺人を犯したため刑務所にいた男三上は刑期が終わり、出所。そこから世間で社会で奮闘する、という話。
元々事件を起こした人間に世間は冷たい。そんな切なさとどこか嫌いになれない三上に観客は次第に惹き込まれていく。
短気ですぐ手が出る、というヤクザならではの面を持ちながらも正義感も強い、母親に密かに会いたいと思う話の落としどころも秀逸だ。
演技が凄くて泣いてしまった。
あと脇役の皆様が豪華でかつ効果的で少ししか出ないけど、めちゃくちゃ印象を残していく強者ばかり。長澤まさみさん、やべえ、完璧。キムラ緑子さん、あ、やっぱりこの方の演技めちゃくちゃ好き。六角さん、うん、この距離感、完璧!!!
どうしても手が出てしまいがちの三上に仲間達は三上さん、我慢ですよ!我慢!!と言って励ます。
終盤、職場でちょっとしたイジメのようなものを目撃してしまい、苦しむ三上。そこの演技、本当に凄かった。
世の中という歯車にハマるには我慢の連続だ。え?だってこれひどいだろ!!!という事も平気で起こるし、そんな空気に本音は嫌であっても同調しなきゃいけない時もある。って言うかそれってどうなの?とか凄く考えてしまう。声を上げなきゃダメじゃん!とか。
でもその声の上げ方を暴力だと全然間違ってるわけで(と書いていながら時と場合によっていろいろ間違ってないような気もするけど)。
その歯痒さみたいなものが浮き出てくる凄い映画なのです。
やっぱり生きていくってクソでひどいけどすばらしい世界なのです。
とにかく邦画、ここまで本気出してくるなんて凄い!めちゃくちゃオススメ。
ライブのお知らせ
篠 健志 ・ モリタサオリ ・ 山路貴澄 ・ ササキショーイチ
open 18:30 start 19:00 Charge ¥2,500 + 1drink
4月3日土曜日三鷹おんがくのじかん
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