2020年12月21日月曜日

死闘激闘、デスマッチその2

 今回のツーマンは30分2本勝負。


どちらかがやられた、という時点でこの試合は終わる。あまりの緊張に転換中はなるべく誰ともしゃべらない、クールビズと目を合わせない、を目標に表現に集中した。

後攻はクールビズ西山の本気を見た。新音源からたくさんやってくれて改めてのらりくらり、忘れたくなることばかり、どれも凄く良い曲。安酒のバイブレーションもやってくれた。その鬼気迫る演奏に会場では感動して泣いてる人もいた。この特別な会場と日にちと空間で音楽の神様が舞い降りていた。

正直、やばい!やばい!!と思って臨んだ後攻。

1曲目はbattle of rocknroll

やりきったクールビズはキラキラしていてた、カッコ良かった。それにどう攻めるか?なんて考えている余裕はない。準備を終え、これは戦い、ということで戦いの歌からスタート。歌にとにかく集中し、雑念を取り払った。

2曲目は映画になりたい

実はこの日も映画を見てコンセントレーションを高めていた。物事に取り組む、集中する、イコールどう表現するか?にも似たものがある。楽しかった。

3曲目はアホマン

久々に登場したこの曲は限定的な機会にしか出てこない珍曲。アホとみんなで言った。

4曲目はマボロシ

まるで年末のバタバタ感は幻、とでも言いたかったのか全く予期せぬタイミングで山路のギターが繰り出される。この時間とお客さんとマスター林さんとクールビズに対し、マボロシのような時間に感謝を込めてとても久々に演奏した。

5曲目はネブラスカ

熱いステージの後は短い果物ナイフをさっと差し出して、泥のような展開で生きたいと人生の右往左往をこの曲に込めた。最後気持ちを込め過ぎて途中で弦は切れたけどこれで良い。切れた分集中力も高まり、よりどうするか?を考えながら歌った。間違いなくライブとは?表現とはこういう事だと思う。

6曲目は生きろ!!
      今を!!

弦を切れた状態を見たクールビズ西山さんがじゃ俺のギターを使ってください!ということでクールビズさんのギターを借りた。借りる時心の中でよろしくお願いしますと言った。凄く持ちやすくて楽しいギターはすぐさま自分にフィットしてちょっとレアな曲でしめ!とても最高だった。
      
スペシャルコラボレーション

ツーマンと言えばコラボレーション

クールビズ西山の感想をラップする、というスタイル。どうすれば良いかわからないクールビズ、でも感情のままに言葉をライブという生き様の空間で生み出し、その言葉が飛び立ってゆくから大丈夫、と進行したらめちゃクチャよかった。

次はしっとりバージョン。

どうすれば良いかわからないながらも表現を続けるクールビズはもはやクールではなく灼熱だ。楽しかった。

最後はRocknroll university

これを一緒にやってみたかったというクールビズに感謝しながらやった。感無量だった。

ライブが終わり1人1人と言葉を交わしながら、こうした方が良い、本当はこうじゃなきゃダメですよ!!なんて会話をする時間は楽しかった。真剣にやったものに見てくださった方々も真剣に答える。クールビズ西山さんとのツーマンという勝負と共にお客さんも真剣だ。こうして演者とお客さんが己の高みという山を目指しながら人生のエベレストを目指す様子は小説になりそう。

いつかクールビズさんが飲みの席で飲み会をしていると誰が1番面白いか競いたくなる。その文字通り打ち上げの席で誰もよりも面白い話を連発し、完全なるアンコールのライブをしていてもはやあっぱれ。とても楽しい時間をありがとうございました。

デスマッチ編   完


*写真はにゃごごさんによるものいつも最高の写真を更新する凄腕のアーティスト。
山路貴澄

ライブのお知らせ

12月22日ある街でのれん

12月24日ある街でのれん

2021年

1月7日?????

1月8日金曜阿佐ヶ谷マスウェル

1月9日土曜多磨プロペラキッチン

1月23日土曜新宿マーブル

2月14日日曜日新高円寺スタックスフレッド!!

4月3日土曜日三鷹おんがくのじか




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