おはようございますこねこのこころです。
でん!11月のイベント以来数回ブッキングライブをやっても全くお客さんが来ない、という出来事を経てもしかして自分は弾き語りや音楽という面で全く需要がないのでは?と悩んでしまった。
他の方々はブッキングライブでも根強いお客さんがいたりそんな人をみながら良いな〜という気持ちがどんどん大きくなって自分の音楽とは?という自問自答の期間に入ってしまったのです。
次のライブはスタックスフレッド。1番自分の弾き語りスタイルをビシバシと成長させてくださった聖地みたいな所。
でも決してホームタウンではない笑
今でも緊張してひどいライブをしたりします。
何かもっと人様の演奏や音楽を今年はあまり聞いていなかったのでは?とアカリノートの誕生日に発表されたMVを見る。凄く良い。
アカリノートの友人の藤田悠治さんの音楽を聞く。あまり普段のライブハウスでは出会わない優しさとメラメラした蒼い炎のようなエネルギーを感じた。
あと最近島崎智子さんが今西太一さんと対バンしていたので動画を見た。独特の緊張感と弾き語りならではの鋭い演奏、ヒリヒリした。
そんな中映画を改めてたくさん見て何か表現や音楽のヒントみたいなものが隠れていないか探したりしていたらたまたま昨日から配信開始されたネットフリックスの浅草キッドという映画を見た。
これが個人的にめちゃくちゃウルトラよかった。
たけしさんが実は師匠みたいな人が浅草にいたという話。大学を中退してフランス座という場所の深見千三郎さんという憧れの人の所のドアボーイとして働き出し、売れるように奮闘する話。
ガラガラの会場、演目の後の夢を持った若者達で鯨屋?みたいな名前の飲み屋に行って放送作家になりたい、とか、歌を歌いたい、とか、芸人になりたい、とかあぁ同じだなとポロポロ涙が出てきた。
普段ワーキングクラスヒーロー先で尿失禁した衣類を何回も片付けて、ベッドのシーツも交換して、夜1人で作業しているとたまに、
あぁ何でこんなことやってのかな?何してるのかな?(あ、すいません同じワーキングクラスヒーロー先の人も読んでいたらごめんなさい)なんて思っていたりするものだから共感してしまった。
門脇麦さんの本当は歌をやりたいのにストリップ劇場だからおい脱げよ、の流れに心が苦しくなった。
そこから開き直るかのようにそんな焦らないで、と制する門脇麦さんのお芝居に凄く涙した。
個人的にはここで男達を黙らすくらいの歌とかをやってギャフンとして欲しかった。
そしてたけしさんはフランス座を離れる事を決意、最初はどん詰まりの地方巡業も見てて心がきゅっと苦しくなった。
からの俺は今までの漫才をぶっ壊してえんだよとレニーブルースの宗教や差別をバンバン使った毒舌スタイルに影響受けて物語が動いていくところとか凄くヒリヒリ。
後半のお笑いライブからテレビで初めて漫才をやるそのシーン、とにかく今6回そのシーンだけ見てるんですがめちゃくちゃ、本当にめちゃくちゃ最高なのです。見る度に泣いてる笑
生きてて何かでかい事を成し遂げたいとかそんな事じゃない、誰かに寄り添える歌、んなこと知るか、これは自分自身との戦いでした。自分の言葉で最高と思えるライブをするためにスタジオして悩んで曲に落とし込みました。残念ながら配信はありません。嫌じゃなかったら、会場まで足を運んで見て欲しいです。
長くなってしまいましたが読んでくださってありがとうございます!