2020年9月22日火曜日

凄い

 

おはようございますこねこのこころです。

でん!最近見た映画は行き止まりの世界に生まれて。

初監督作品でありめちゃくちゃ話題作。

ロックフォードというアメリカの産業から少し時代に乗り遅れ、人口流出が絶えない、ちょっと治安の悪い街の話。


正直、私も性格がひねくれているのでちょっとしたスケボー好きの青春の話かな〜なんてドリンク片手に見ていたら、飲んでるドリンクも止まるほどのなかなか重い話だった。

主演は3人。スケボー好きの台湾の人(監督)と、黒人の人、白人の人。

みんなそれぞれ育ってきた背景に暗い過去があってお金がなくて…なんてことから始まって。

あ、これドキュメンタリー映画なんだ!と思いながら見ていたらどんどんその若者達の現実というか暗闇の部分も余すことなく写していて…気づけば12年間を追った作品なのです。


家族とも良好な関係を結べず、居場所がない彼らにとって唯一の救いはスケボーだった。

あ、やっぱりスケボー青春ものなのね、と思いきや、段々と暗くなってゆく登場人物達。このまま子供でいたい、という気持ちも通じず、大人になり未来の選択を迫られてゆく。その中で三者はそれぞれの結論、新たな道を見出していった。

凄くあ!わかる!と思ったのはよく人のプロフィールで出身、あだ名、趣味、とかあるけどその「趣味」という欄。

登場人物達には客観的に第三者から見たらただの特技や趣味に過ぎないかもしれないけど、その居場所ない人達の拠り所としてスケボーは出てくる。

その映像になんだか涙が出てきた。そうそう!これだよ!!俺もある!!

もちろん、音楽も映画も好きだけど、本当に誰だってある何気ない誰にも負けない好きなこと。例えばトイレがやたら居心地良くて毎日余分にゆっくりして隅っこほんのちょっとずつ掃除して1ヶ月かけてやった部分を眺めるのが好き、という人とか。

本当にそんなのでも何でも、誰にも負けない好きな、掛け替えのないこと。

そういう事とのバランスで世の中とか日々の生活のバランスが成り立ってることって実は凄くいっぱいあると思う。そのなんだか俺の人生イコールスケボー、という言葉だけでは済まない重みを映画で凄く濃厚に堪能できて、全くスケボーに興味がなくても感動して涙がボロボロ出た。

言葉じゃなくてその2時間で全身で伝えてて、ああもう、日本もこんなめちゃくちゃかっこいい映画作ってよ!と思った。いや、きっと良い映画あるんだろうけど。

人を形成する要素として大切なものを改めて教えてくれた素敵な映画です!

ライブ

10月8日木曜新高円寺スタックスフレッド

オープン18:30〜スタート19:00〜

1ドリンク別2500円

小迫竜也 函館くん 山路貴澄 ササキショーイチ

*この日は20時くらいからの出番となります。

10月10日ある街でのれん

10月19日月曜大久保ひかりのうま

10月23日ある街でのれん

11月12日木曜新高円寺スタックスフレッドにて超渾身のスリーマン


0 件のコメント:

コメントを投稿