2016年5月7日土曜日

黒田清輝さん

おはようございますこねこのこころです。

先日ここに行った。

黒田清輝展。国吉さんブームで盛り上がってる昨今ですが上野での催し物なのである。

正直絵に関しては完全なド素人なので素人目線で話してしまうと、始めは法律家になろうとしていた黒田さんが法律を学びにフランスに留学。

すると日本の法律がそのタイミングでドイツの法律を基準にする流れが生まれ、黒田さんの留学が意味をなさない、というときに、たまたま趣味で書いていた絵が仲間達から良い、と評判を受けそこから本格的に絵を学ぶようになったのである。

そのときのフランスはちょうどルネサンス、かなんかで盛り上がっていたらしく絵の技術などが物凄く高かったのだとか。そこで黒田さんは本格的な画家になって優れたヨーロッパの絵画の技術を日本に持ち込む事にしたのだ。

当時の有名な絵画の世界の大会の審査員の先生の下で絵を学び、大会で何回かの出品の末見事に日本人で賞を取るのである。

ちなみに黒田さんの絵は一枚4億円とかそんな世界らしい笑。ヨーロッパで認められた黒田さんはその絵を今度は日本の絵の大会で展開。

そのほぼ裸体や裸体の絵は当時の日本では全くなかったものらしくなんとエロい、ダメ!と言われ別室に飾られたり、裸の絵に布などをかけてかなりの論争を生んだのだとか。

そんな紆余曲折を経てできたのが後の奥さんをモデルに書いた有名な浴衣の絵なのである。この場所、実際行くこんなふうに景色が見えないらしく、絵ならではの手法とバランスで計算された図なのだ。

展覧会ではその手、頭、胴体、と身体一個一個のラフスケッチなどもかなり展示されていて一個の絵に対してなんども下書きして完璧な状態で本番に取り組む事がよくわかった。

後半からはその功績が認められ政治家になったのだ。元々法律家から画家になってそこから法律に関係ある職についたのが実に不思議な人生なのである。

展覧会では画家を志す事にした親族へ向けた手紙や当時のルネサンスの時期のヨーロッパの絵画も展示。素人でもヨーロッパ絵の凄さがわかった。ただそれは人が良いと言っても自分の中ではこのテーマだと黒田さんの方が良い!などもあったけど。

晩年の作品も展示されていて、政治家で忙しくなって簡単な絵しかかけなくなっていたり、病床から書いた絵は全盛期とは違うなにか落ち着いた感じになったり黒田清輝展、というよりかは絵で振り返る黒田清輝の自伝、を目で読んでいるような感覚だった。

そして最後の絵には文書も添えられていて、

「結局忙しいゆえ絵もたいして上手くない。」

と発言した上で自分もまだ勉強中の身、と書いてあった。

ヨーロッパの絵に刺激を受けてやりたい事とは違うのか?大会で賞取るように志し、その得たものを日本で奮起するその誰もやった事ない事に挑戦する様に感動した。

もし大会とかなければ、賞とかなければひょっとしたら有名な浴衣の絵は生まれなかったかもしれない。もし書きたい絵を書いていたら裸ばかりだったのか?とか。あとモデルが基本好きな人一筋、という面もかっこよかった。あと有名人の自画像もたくさん書いていて写真とは違う特徴や表現があって最もかっこよかったのである。

ライブのお知らせ

山路貴澄

5月9日月曜日第三十二回ハッピーマンデーズ

5月10日火曜日代々木バーバラ

5月30日月曜日高円寺UFOCLUB

6月8日水曜日 新高円寺スタックスフレッド

6月10日金曜日 大塚ミーツ堀孝輔あみちゃん山路貴澄による弾き語り企画ライブ

6月25日土曜日人生最大のでかいイベント!
サーキットフェス
「どれにしようかなフェス」

6月26日日曜日 第三回単独公演
「一人芝居」

7月30日土曜日池袋芸術劇場

骨折

http://kossetsu.jimdo.com/





























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